火葬式に関する Q&A（よくある質問）

一連の葬儀儀式を行わず、火葬のみで故人さまを見送る葬儀のことで、直葬と言われることが多く、荼毘葬と呼ばれることもあります。お別れの儀（お棺へお花、愛用品を納めます）は行いますが出棺したのち参列者が指定の火葬場へ赴きすぐに火葬となります。収骨したのち終了となります。

火葬場若しくは葬儀社とお決めした霊安施設、もしくはご自宅から出棺し、火葬場のお別れ室でお花を手向けたり最期のお別れを執り行うのが一般的な流れです。葬儀場を借りる場合もありますが、葬儀場使用料が発生します。

ご家族やご親族のごく身近な方だけで行うご葬儀なので、少人数で行うことが多いです。

直葬でも戒名をつけてもらいたい場合は、お寺に相談しましょう。15～30万円を目安にご戒名料を用意し、「四十九日の法要は行うので、戒名をつけていただけないでしょうか」といった謙虚な姿勢でお寺に話をしてみてください。直葬に否定的なお寺もあるため、トラブルを避けるためにも事前に相談することが大切です。

菩提寺とトラブルになったケースもありますので、火葬式をする前に僧侶とご相談されるとよいでしょう。

葬儀では、通夜のあとに通夜振る舞い、告別式のあとは精進落としなど、食事の場が設けられることもあります。火葬式では多くの方が、食事の場を設けません。火葬の空き時間や火葬後の時間を使って食事の場を設けられることもあります。

火葬式も直葬も至ってシンプルな流れで行われ、通夜・告別式を行わずに火葬する葬儀で、どちらも同じです。

宗教的な儀式を取入れたい希望があれば、僧侶に火葬炉前での読経をして貰え、焼香を行うことなども可能です。時間は10分から15分くらいです。火葬場ではなく、安置所でお経を読んでもらいたいという方もいらっしゃいます。その場合は僧侶に安置所へ来ていただくことで、お経を読んでもらうことができます。