葬儀用語を知りたくありませんか? 葬儀の前に最低限必要となってくる基本的な葬儀用語を徹底解説します。今さら人に聞けない基本的な用語から法要、遺産相続等の葬儀後の知識も身につけることが出来ます。
ま行
埋葬とは死者を土の中に埋めることをいいます。本来は土葬を指す言葉ですが、葬儀用語としては火葬後に、ご遺骨を墓地、納骨堂等に納めることをいいます。
埋葬許可証とは納骨の際に必要になってくる証明書をいいます。分骨してお墓を分ける際には分ける分の数だけ埋葬許可証が必要になりますので注意しましょう。
枕飾りとは故人さまをご安置中に、ご遺体の枕元に置く飾りのことをいいます。仏式では白木の台に白い布をかけて三具足(香炉・燭台・花立)を、神式では水・お神酒、塩・米、榊を飾ります。
抹香とは香の一つで粉末状の香のことをいいます。葬儀では焼香に用いられています。樒の樹皮と葉を乾燥させたもので出来ています。
末期の水とは故人さまが臨終の際に口に含ませる最期の水のことです。病院の霊安室やご自宅にて執り行う儀式です。脱脂綿をつけたものに水を含ませ故人さまの唇を軽く潤します。死に水とも呼ばれます。
守り刀とは日本で古来より行われている習慣で、故人さまの胸元、棺の上に置きお守りとすることをいいます。仏式では四十九日までの中陰と呼ばれる期間に無事に極楽浄土へ渡れるようお守りとして、神道では死を穢れと考えるため穢れを払うために用いられています。
密葬とは故人さまを、ご遺族や親近者だけで荼毘(だび)に付し、火葬を済ませておくことをいいます。葬儀が年末年始の際や後日社葬を執り行う場合、故人さまが国外で亡くなられた場合等、お時間がない場合や、ホテル葬(お別れの会)をお考えの場合に執り行われます。後に本葬を執り行います。
無宗教葬とは宗教儀式を一切取り合入れることなく自由に執り行うことが出来る葬儀をいいます。具体的には僧侶の読経、お焼香を行わなずに黙祷や故人さまが生前好きだった曲を流したり、スライドショーを流して故人さまの経歴を振り返ったり、献花をしていただくことが多いです。自由葬とも呼ばれます。
喪主とは、ご遺族さまの代表として葬儀を主催し、弔問を受ける人のことをいいます。参列者へのお礼や通夜、葬儀・告別式での挨拶等を担当します。また、葬儀だけでなく年忌法要等も主催します。
喪中とは、ご遺族さまや親近者が喪に服す期間のことをいいます。喪中の期間は故人さまとの続柄が配偶者(13ヶ月)、父母(13ヶ月)、子(3~12ヶ月)、兄弟姉妹(3~6ヶ月)、祖父母(3~6ヶ月)です。喪中期間中は家にこもって慎んで暮らすようにして、祝い事は避け、お歳暮・お中元、初詣、年賀状は控えなければなりません。
喪中ハガキとは年賀欠礼状と同義です。11~12月上旬には届くように手配をしておきましょう。
喪服とは葬儀・法要の場にて着用する正式な礼服をいいます。一般的には喪主・ご遺族が着用することが多く、参列者は冠婚葬祭にて着用する礼服を着用します。黒のスーツ・ネクタイ・靴を着用するのがマナーです。靴やカバンは光沢ないものを選びましょう。
盛籠とは故人さまの供養を目的に捧げるお供え物のことをいいます。籠盛(かごもり)とも呼ばれます。宗派によって変わってきますが丸い果物や缶詰、飲み物が選ばれることが多いです。